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KINRYUの「勝負ちぬ」という針はどうなん?【フカセ釣り釣行】

フカセ釣り
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今回は「勝負ちぬ ネリエ&コーン」縛りで釣行

KINRYUの勝負ちぬって針があるんですが、私がこれを知ったのは、何年か前に大知昭さんが動画で紹介されていたのが知るきっかけでした。

この針のラインナップは、「喰い渋りレッド、ネリエ&コーン、渚釣り専用、筏かかり釣り専用、ストレートタイプ、ヒネリタイプ、SS」の7つとなっています。(2025年11月現在)

私が使った事があるものは、食い渋りレッド・ネリエ&コーン・SSの3つ。

この3つはどれもストレートタイプでヒネリが無い針で、形状は3つとも同じかな?ただ食い渋りレッドだけ線形が細いですね。

ネリエ&コーンとSSは色が違うだけだと思われます。(違ったらごめん)

この針の大きな特徴として、タタキ(耳)の部分にH-LINE(Hみぞ)という溝が作られているんです。

これによって、結びが回ってしまうという事がほとんど無いんですね。

実際に使っていても回る事がマジで無いです。

ただ、結ぶ時に軸の下の方で結んで上にズリ上げて締め込むという結び方が癖になっている人は、ちょっと苦労するかもしれません。

私がまさにそれだったので、最初、外掛けで軸の部分で軽く締めてからチモトまで結び目をズリ上げようとしても全然上がんなくて、自分の結び方を若干修正してやらないとうまく結べませんでした。

で!

この針、形状的にはどのような特徴があるの?って話なんですけど、SSに関して言えば“短軸”というのが特徴ですね。

グレ針のように軸が短いので、コーンや練りエサのシルエットが小さくても、針のタタキまでスッポリ餌の中に隠れやすいという特徴があります。

練りエサを使う人の中には、軸が長いと練りエサから飛び出てしまうので、「なんか嫌なんだよね~」みたいな人も多いはず。私もそのタイプです。

ただし、そのような短軸のメリットがある反面、軸が短いが故に、フッキングパワーが軸が長い針に比べて、針先に伝わりにくいというデメリットも考えられます。

私は結構ガッツリ合わせてしまうタイプなので、この針で貫通性が悪いとか、そういった事は感じたことはないですね。

ただ中には、竿をゆっくり動かしてアワセるタイプの人も居られるので、そういったアワセ方の違いでの検証はまだ行った事がありません。

あと注目すべきポイントとしては、フトコロ幅が広い事ですね。

針のフトコロ幅というのは、針先から軸までの間の事です。

ここが広いと、しっかりと魚の唇や肉を厚く掛けておく事ができるため、パワーファイトになったときでも身切れが起こりにくいという特徴があります。

そんな感じで、理屈はいいからまあ使って試してみようや!

ってことで、実釣に行ってきました。

冷凍庫の余りコマセでの短時間釣行なんですが、今回は勝負チヌのネリエ&コーン縛りでやってみました。

今回は活性がそこそこ高かったという事もあり、基本的に口腔内の深い場所に掛かった釣れ方がほとんどでした。

釣り方としては、半遊動で底トントンを練りエサとコーンのみで流していく釣り方だったんですが、もぞもぞというアタリからウキが徐に沈んでいって、アワセを入れたら大なり小なりのチヌがヒットするといった感じ。

正直な所、黄色い針だから~とか、短軸だから~とかっていうメリットは今回感じられませんでしたが、今まで使ってきた分を含めた感想としても、「正直まだ良くわからん!!」といった所が本音ですね~。

ただ、タタキに作られている溝は結構いい仕事をしていると思います。

あとは強度面ですが、ガマかオーナーかで言えば、オーナーに近いですね。多分“折れる”より“伸びる”針だと思われます。

あとこれは裏技なんですけど、ヒネリはペンチとかガン玉外しとかでつまんでヒネったら簡単に作れます。

これ以前、遠投ハヤテXを使っていた時にやっていた小技なんですけど、ガマの針でこれをやるとかなり固くてやりにくいんですが、オーナーだと柔らかいので曲げやすいんですよね。

今回この勝負ちぬも曲げやすかったので、現場で簡単にヒネリを加えられますね。

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まとめ

正直針って難しくて、何でもいいな~と思うときもあるし、これがええやん!って思うときもあります。

例えば、私はメインの挿し餌にGクリルの2L3Lを使っているんですが、あれって遠投の時によくズレたり飛んだりするので、そんな時はがまかつのスパイクチヌが、餌のホールド性もいいし、役立ちます。

一方で、寒の時期に遠矢ウキのチヌスペシャルなどの棒ウキを使って、餌を唇でハムハムしているだけの超極限の食い渋りをしているチヌを、スパン!と掛け合わせる時などは、グレ針の5号や4号をよく使います。

今回のKINRYUの勝負ちぬ(ネリエ&コーン、食い渋りレッド、SS)は、Hみぞという溝が一つ大きな特徴で、あとはコンパクトシルエットで軽量、そして短軸でフトコロ幅が広いという特徴のある針です。

正直そういった針って、グレ針とか探せば似たようなスペックの針ってあるんですけど、この勝負ちぬにしかない魅力もあるのも事実。

ネリエ&コーンの針色なんて、もうめっちゃ練りエサの黄色ですしね!もしかしたらアレがホントに効いてるかもしれませんし。

という訳で、「この針ってどうなん?」っていう所に対しての結論としては、まだ良くわからん・・・!ってのが正直な所です。

なので!今後もスタメンのローテーションにこの勝負ちぬを加えて、他の針と比べてどうなの~って所を検証し続けてみたいと思います。

釣行データ

釣行日: 2025年11月07日 │ 場所: 広島県福山市沼隈 │ 天候: 晴れ │ : 中潮(1日目) │ 水温: 21℃