[しまなみ海道] 磯竿10号で70cmオーバーのコブダイを釣り上げる!!ついでに味もみておこう! [2018年1月]

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雑記
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前回の敗北は、タックルが貧弱だったからだ・・・!

という事で、ゴリゴリのタックルを用意して、
しまなみ海道の冬のコブダイに挑んできました!

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釣行データ

釣行日: 2018年1月21日│場所: 愛媛県大三島│天候: 晴れ│
: 中潮│満潮: 13:00頃│水温: –

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タックル準備編!

プロックスのSX攻技巨投TE 10号540遠投を購入!

何はともあれすぐ竿を買っちゃう・・・!だって無いんだもの。

前回、磯竿3号530を使って敗北した時に思ったことがあります。
まず想定のポイントでは、コブダイは掛けたら足元の防波堤の穴に逃げ込みます。
このポイントでは、堤防の下側に穴があいてて潮が通るようになってるんですね、
ここがコブダイの住処になっているようです。

なので、程よく固くて長くて、できれば先調子の竿がないといけません。
掛けたらまず、足元から引き離すように沖へ向かって竿を溜めます。
リールシートと竿尻を持って、テコの原理で沖へ引っ張る感じ。
この時、胴まで曲がる竿だと長さが殺されてしまうので、できれば先調子がいいです。

投げ竿も考えましたが、投げ竿もよく曲がる上に、基本的な長さが420とか450で短いのでボツでした。唯一、ダイワのロングサーフという投げ竿が530の長さで、店頭で伸ばしてみて確認してみたところ、磯竿っぽい投げ竿?みたいな感じの竿で、先調子ではあるもののあまりハリを感じない竿でした。あとガイドロックが付いていたのですが、2番と3番のガイドがどうやってもズレちゃうという、微妙な出来の悪さ(店員さんに言わせれば、これくらいはまあしょうがないですみたいな)、だったのでボツに。でも投げ釣りで530の長竿が欲しいなーと思ってたので何時か買っちゃいそうです。作りとコンセプトはとってもいい竿でした、ガイド以外は

そんなこんなで釣具屋をいくつも巡ってみたのですが、あまりいいのが無く。
やはりネットで買うしか無いと思って探してたら、ありました!!

プロックス (PROX) SX攻技巨投TE SSKT1054 10-540遠投

磯竿10号とか・・・もうこれしか考えられない!
ラインナップには7号とかありましたが、1番強いのが間違いないと思ったので、10号を買っちゃいました!お値段は18000円!

プロックス SX攻技巨投TE 10-540遠投を簡単にレビュー

プロックスって安竿のメーカーでしょ?みたいな印象であまり良く思ってなかったのですが、この竿はしっかりした作りで安っぽさを感じませんでした。

グリップの赤い所は固い密度のあるスポンジ ゴム?のような、握っても潰れない結構固い材質です。濡れても滑らずにしっかりグリップしました。

触った感じ塗装がしっかりしている感じがします、安物っぽい軽いカーボンの感じはしません。

 

製造は中国製のようです、ガイドは信頼のFuji。

ガイドキャップがもう磯竿のものではなく、これは投げ竿のやつですね。しかしこれ、しっかり保護してくれるのはいいのですが、はめる時にパチンッ!とハマる感じなので、取り外すときが結構力がいって怖いです、そのまま勢い余って穂先が折れちゃうんじゃないかと毎回外す時に心配です。
リールシートはFujiのDPSリールシート、上下共に金属でしっかりした作りです。投げ用の大型のリールもしっかり取り付けられて、グラグラしません。ナットの部分がプラっぽい素材で若干弱そうなのが気になりますが。あまり強く締め込みすぎないほうがいいでしょう。

竿尻はもう石鯛竿のそれです、調べたら石突って言うそうですね、始めて知りました。これの溝を竿受けに引っ掛ける感じにして使うようです、両側どちらにも溝があります。穴が空いてるのは紐を通すため?リングも付いてますが、どちらも持って行かれるの防止する紐をつけるんでしょうか。

ガイドは10個、大型のガイドで穴も広いのでまさに遠投仕様です。ガイド合わせラインはありませんでした。

竿は所々ラメが入ってますが、控えめなのでそんなに気になりません。

リールは手持ちのシマノ パワーエアロ

リールは投げ釣りに使っている、シマノのパワーエアロの06?03かな?を使います。
以前かめや釣具の中古コーナーで、1個4000円で2個売られてたので、2個勢いで買っちゃったやつです。固着していたラインローラーを分解メンテした以外は快適そのものでお買い得でした。

ラインシステムは投げ釣りのを流用。4号だか6号だかのナイロン道糸に、5号~12号の力糸です(後にこの力糸が悲劇を生むのですが、この時は知る由もなく・・・)。ハリスは10号ハリスを購入、ハリは真鯛針の14号です。力糸とハリスは直結です。

釣り方は、チヌ用などの適当なコマセを撒きつつ、コブダイが見えたらコマセを握って団子にして、それに針を入れてコブダイの居るところにポイッと落とすだけ。食ったのを目視したら鬼フッキング!からのやりとりです。サイトフィッシングですね。コマセを団子にして底まで落とすので、あまりバラけないような硬さで作ります。

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実釣編!朝一番で大物がヒット!

朝の3時に起きて支度をして、高速に乗って4時にはポイント入り。暗い内はコブダイが釣れないので普通のフカセ釣りをしてみるものの、なんにも釣れねー。メバルが表層をパチャパチャしてるくらいでした。

夜明けからが勝負!

海の中がうっすら見えるくらい明けてきて、コマセを撒いてると、見えました!コブダイ。落ち着いてフカセのタックルを後方に下げておいて、用意しておいた対コブダイ用タックルに持ち替えます。

コマセを薄く撒きながら、タイミングを見計らってコブダイの進行方向、視界に入る所にダンゴを落とします。しかし潮が沖へゆるく流れていて、コマセとダンゴを目視できない竿2本くらいの所まで運んでいってしまいました、そこへコブダイもついていきます。

なにも見えない中、ラインと穂先でアタリをとってみるものの、うーん、わからん。
30秒程たって、底についてるダンゴを持ち上げるくらいの気持ちで竿できいてみると生命反応が・・・

すかさず、竿が仕事するベストな角度でやり取りが始められる用に、リールを水平から3回くらい巻いてからの鬼フッキング!!

フッキングした瞬間、半端じゃない重量感を感じ、その刹那、コブダイが想定した堤防側でなく自分を中心に左沖へ走り始めます。恐らく右にロッドを立てて合わせた為に左へ走ったんだと思われます。

「んあ~!」

とか変な声だしつつも耐えていたら、少し離れて横にいたエギンガーの人が見に来てくれたので、すかさずタモ入れをお願いしました。この時点でまだコブダイはガンガン引いてます。

次の瞬間、左に走っていたコブダイが弧を描くように一気に防波堤の足元目掛けて突っ込んでいきます。若干手前に走られた格好になったので、ロッドの角度が高くなりすぎて力が入れられず、リールを3回転くらいする間にもコブダイが堤防際ギリギリに!

ていうか頭ちょっともう入っちゃってる!

やべぇ!と思いながらひたすらにテコの原理で竿尻を押すように、沖へと竿をためながらひたすらに耐えていたら、ジワッっと浮いてくる感触が。その後はすんなりとロッドパワーで海面まで上げてくることができました。

事前に調べていた通り、ファーストランを耐えきれば後は寄せるだけと言うのは本当でした。しかしSX攻技巨投は余裕でしたね、流石10号竿!

とりあえず浮かせて一安心したところで、エギンガーの人にタモ入れをやってもらいました。しかしデカすぎて、用意していった大きめのタモでも入りにくい・・・四苦八苦しながらなんとか無事にネットイン、引き上げることに成功しました。ちなみにハリスは擦れて傷がありました、あぶねー!

その後、サイズ測ったり写真とったり、エギンガーの人と色々話したりしながら一息ついて、キーパーバッカンにコブダイを入れてミッションコンプリート!
74cm7.5kgありました。

夜明けの一発、一投目からなかなかの激闘でした。
エギンガーの人はタモ入れしてくれて本当にありがたかったです、
あの時はありがとうございました!

二度目のチャンス到来

最初のヒットから数時間くらい、もう1匹掛けることが出来たのですが。

やっちまいました・・・

鬼フッキングした瞬間、待ってましたと言わんばかりの反射速度で沖のシモリへ猛ダッシュするコブダイ。そして竿がのされかけたので、なんとか立てようとしたところ、何故か出るドラグ!ガチガチに締めたはずでしたが、あと1締め締まってなかった・・・。あれ!?と思ってスプールを抑えようと手を離した瞬間、見事に竿がのされ、力糸と道糸の直結部分までラインを引きずり出されて結合部がパンッ!っと音を立てて切れちゃいました。あっという間の出来事でした。

その後12時前まで粘りましたが、ついにコブダイも見えなくなったので撤収しました。

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持って帰ったコブダイを食べてみる!編

コブダイとのファイトは楽しかったですが、ぶっちゃけ冬のコブダイを食べたい!という動機で狙ってたので、当然いただきます!

捌く

 

うーん、グロい!捌いてる時は平気でしたが、写真で見てみるとグロい!

コブダイ尽くし完成!!

煮付け・刺し身・フライ・焼き・皮の湯引き辛子酢味噌和え・中落ち・中落ちの丼・ナメロウ。

まずは刺し身、コリコリというかなんというか、若干硬めですが普通に美味しい。
何日か寝かせた物も後日食べてみたいと思います。中落ちはさっぱりしてました。
ナメロウにしたのも美味しかった。

フライと焼き。フライは若干弾力のある白身って感じで美味しかったです。
焼いたのはまあ、弾力のある身がより一層固くなった感じはしましたが、
まあ普通に美味しいです。けどあえて焼き魚にするような身ではなかったですね。

今回1番美味しかったのは皮の湯引き!
辛子酢味噌で間違いない美味しさ。コリコリとした食感がいいです。
中落ちの丼も旨い、身がさっぱりしてるので味付け次第ですが。

最後に煮付け、スマホの写真で変な色になっちゃってますが。
煮付けは間違いない調理法だと思います、コブダイは煮付けが合います。
キモも大きいですから一緒に煮付けて身と一緒に食べると最高です。
頭の皮は剥いで湯引きにしたほうが良かったですね、
煮付けにすると皮はゴムっぽくてあんまりーって感じですね。

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まとめ

今回始めて、コブダイをガチで狙いに行って、ガチのファイトでとることができました。
計画して、準備して、頭の中で何度もシミュレーションしてから本番をむかえて、そして獲ることができて、釣り上げた時は魚釣りで久々に心から嬉しく感じました。この魚を釣った時の嬉しさとか、慣れちゃうと感じなくなっちゃうので貴重というかなんというか。食べて魚を味わいたいというのもありますが、何度もこういった嬉しいとかいった感覚を味わいたいというのもまたありますね。

まあ、そんなこんなで。
コブダイは瀬戸内海では数少ない、ビッグファイトを楽しませてくれる身近な相手なので、みんなも是非、ゴリゴリのタックルを用意して挑んでみると楽しめるかと思います!

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今回使用したタックル

↓リールはこれの古いやつです。