タイラバかテンヤで何か釣りたい!
風のない予報だったので二馬力出られるやん!と思い出船。
今回は活きエビもあるので、「タイラバで釣れなくても最悪テンヤでホゲはないな!」と油断していたら…
水温8℃?ま、まあエビあるし…大丈夫やろ?

大三島から出船。
条件としては、厳寒期の長潮の下げ。
一応は本命潮が流れるエリアをチョイス。ただし漁礁はほぼ無く、代わりにテトラがあるエリア。
水深があり漁礁が多いエリアと迷いましたが、まあ…エビあるし余裕やろ!と思っていました。

船を浮かべてみると表層水温8.73℃。
日中には1℃か2℃上がるかな?と思っていたんですが、この日は昼過ぎまで8度台でした。
浅場のテンヤは反応がない

前日に福山市横島の漁師の浜売りで購入したエビを活かしておきましたが…夏場じゃあるまいし、こんな大量には要らなかったですね。残ったらエビ味噌か唐揚げ。

とりあえずテトラ周りをテンヤで1枚釣っておきたいと思い、反応が出ている場所に一通り入れてみるもアタリがない…。
ならば少し深めか?と思い、水深10〜20mの範囲で、駆け上がりになっている場所を流してみるんですが、これもことごとく無反応。
数時間あれこれ試したんですが、流石にテンヤで流せる水深でまったくアタリがなかったので、水深30〜40mラインをで狙うことにしました。
深場でもテンヤでなんとかなるかな?と思ったんですが、12号のテンヤでは厳しかったです。
というのも、小さい潮回りの下げが本命のエリアという事で、長潮でも沖のほうは1.2〜1.5ノット程で流していました。さらに風が出てきて、しかも潮が同じ方向に流れていて上潮が滑ってしまい、2.5ノットにもなりました。
底潮の方が遅いので、ドテラで流していると仕掛けがドンドン出ていく状態ですね。テンヤ12号は約45gですが、シルエットが大きく水の抵抗を受ける為、手持ちだとタイラバかジグしかないな〜と腹を括りました。
この時期のタイラバは群れを探せ!

私はこの時期のタイラバの経験はほとんどありませんが、この時期の鯛系の魚を釣ってきた経験から言うと、水温が10℃を下回った厳寒期は、小規模な群れでまとまっている事が多いと思います。
夏場は比較的広範囲に単発の魚が散らばっていたり、潮目を釣っていれば回遊が釣れたりもしますが、この時期は小さな群れがボトムに居て、あまり動かなかったりするんですよね。
フカセ釣りをやっていても、チヌが溜まっているポイントを見つけられたら、アタリや食い込みは渋いながらも連発する事が過去にはありました。
今回こういう状況になってしまったので、水深と漁礁があるエリアを選択したほうが良かったかな〜?と後々思いました。
しかし、漁礁があるエリアで潮がまったく流れてない場合は……どうなんでしょうね〜。少なくとも潮が流していたほうがいいのか、流れがなくとも漁礁をピンで狙い撃ちできたほうがいいのか。

だだっ広い砂漠のような海底を魚探で見ながら走り回った結果、海底の起伏にポツポツと魚の反応が出ている場所を発見。
すぐに魚探で座標をマークしておき、潮上から流してみると一撃でヒット!
いや〜マジで良かった!
釣れたというより、探して狙って釣った!という感じがして嬉しかったですね〜。

2流し目にはマダイではなく、アコウ(キジハタ)がヒット!
マダイもアコウも30cmちょいの小型でしたが、連発出来たのが嬉しいですね!
その後も同じ場所を何度か流してみたんですが、まったくの無反応。風でウネリも酷くなってきたので、お昼で納竿にしました。
まとめ
というわけで、活きエビを持っていったのに結局タイラバで食わす!という、なかなか思いがけない釣行になりましたが、今回釣れたのはホントに嬉しかったですね!
厳しい時の一匹の価値って、何年も釣りをしているからこそ、身にしみて分かりますね。
それも、しっかりと狙って釣ったから嬉しさがこみ上げてくるんだと思います。
漫然と釣りをしていると、どれだけ厳しい時に釣果が出たとしても、感情が動かない事ばかりです。自分にとって価値のある釣りが出来たら、何年やってても嬉しかったり、心が動く時が…ホント偶にですけど、ありますよね〜。
釣行日: 2025年3月9日│ 場所: 愛媛県今治市 大三島(しまなみ海道)│ 天候: 晴れ│ 潮: 長潮│ 水温: 8℃