今まで木工旋盤で足長環付きウキ等作ってきましたが、棒ウキの製作を本格的に始めようと思い、最近色々やっております。
素材はダイソーに売ってる桐の丸棒。
一度広葉樹の丸方で作ってみたら飛行姿勢が全然ダメで飛びませんでした。
自立型の棒ウキの重心は一番下に一点集中で、上は軽ければ軽いほどいいみたい。
長さは今のところ450mmで、太さは根元側が9mm弱でトップ側が7mm弱の緩テーパーといった感じ。
長さが450mmなのはダイソーの丸棒がその長さなのでカットせずに使っているのと、単純にオモリを多く仕込んでウキの重量をなるべく増やしたいからですね。
20g〜22gで今仕上がっていますが、個人的には25gくらい欲しいです。ある程度の練りエサを遠投出来るくらいには。
ただ太くしたくないので、そこが悩みどころなんですね。
そして私、棒ウキには疑問が一つあります。
それは、棒ウキってなんで大体黒いのか?という事。
遠矢リスペクト?それとも魚に違和感が無いカラーだからとか?はたまた逆に人間の視認性がいいから?
トップの視認性については様々な知見がネットには転がっていますが、ボディー本体がなぜ黒いのか?この情報が無い。
まあウキのカラーなんて大部分の魚が見てるとは自分は思わないですが、オナガ釣りをしている人達は半透明なピンポン玉?ゴムボール?とかをウキにしてサイトで釣ってたりもしますよね。あれくらいシビアな世界になると、ウキのカラーも影響してくるのかも?
そして、ルアー的な考え方でいくと、魚の上方視界に入るカラーはミノーとかではお腹側の色ですよね。これって背景の色が望ましいという説もあり、背景が青空なら青空の色、護岸から覆っている木々の緑ならその色、影のようになっているなら黒っぽい色、という感じ。
まあ結局、何故黒いのかは分からなかったので、googleのai(gemini)にも聞いてみたんですが、「視認性いいからじゃね?」みたいな曖昧な答えしか返ってきませんでした。
さて、自作ウキの話に戻ります。
トップは4mmのトップを採用。これは視認性がいいからですね。
遠矢のチヌスペくらいのトップができたら欲しいんですが、あれ安くないし手に入りにくいし…今のところ似たような素材も見つけられてないので、とりあえず手に入りやすい所で4mmから作成中といった感じ。ゆくゆくは2mmで作りたいですね。
トップを取り付けるゴムはホムセンで売ってる燃料チューブですね。
ウキトップに4mmの真鍮パイプを20mm程突っ込んで、それにチューブを接着してます。
でもこれは出来ればやめたいんですよね。何故かって、上にも書いたように、トップ側はなるべく軽くしたいので真鍮パイプなんて入れたくね〜んですよね。
足の方はスイベルの2号を5mmの真鍮パイプに圧入して、パイプ内にオモリを仕込んでます。
オモリは大体12g程度になれば、φ9の桐の丸棒を削って色々浮力調整ができるかなって感じですね。
スイベルの2号ってまあデカいんですが、デカいだけあって強度があるので、アワセで吹っ飛んできて磯にぶつかっても壊れにくいだろうって事で採用してます。
まあこんなウキ…材料費が500円もしないのでいくら壊れてくれてもいいんですけどね。ダイソーの丸棒がある限り作れるし!
そんなこんなで全長770mmの棒ウキが何本か完成!
今度使ってみて、あれがダメこれがダメってな所を見てこようと思います。
そうそう!この前ですね、1992年と1994年刊行の「ウキの本」という、なかなかの熱量で書かれているマニアックな本を手に入れることが出来たので、今コレ読んでます。超面白い!これは今後バイブルになる予感しかしない良古本ですよ!