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ソルブレ シルバーアロー350(Sal-u-Bre’ SILVER-ARROW 350)【実釣レビュー】

レビュー
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シルバーアロー350

ソルブレから2026年に発売されたシルバーアロー350をレビューします。

上の写真一番左が今回レビューするシルバーアロー350になります。

今までΦ8前後の超高感度自立ウキは遠矢チヌスペシャルの独壇場だったように思いますが、このシルバーアロー350が発売されたことによって、チヌスペシャルに取って代わるのではないか?と個人的には思っています。

少し余談になります。

遠矢DPを筆頭に、ボディー長300mmの棒ウキを各社こぞって発売した中、一番後発で出したソルブレのシルバーアロー300は非常に完成度が高く、また浮力設定も棒ウキ特有の余浮力がありすぎるという概念を打ち消し、設定浮力表記に近しい設定で個人的には300mm棒ウキはシルバーアローで決まり!!という完成度だと思っています。

そんなソルブレが発売するシルバーアロー350は、見るからにチヌスペシャルを意識したかのようなスペックのウキで、チヌスペシャルにはない0号も存在しており、これは期待せずにはいられない!!といった感じです。

チヌスペシャルは2007年に発売された棒ウキですが、類似品は不思議と今までどのメーカーも出してなかったように思います。

需要などの事は分かりませんが、少なくともチヌスペシャルは人気商品で、遠矢公式も近年オンラインショップを開設して個人からの注文を受け付けていましたが、注文が多すぎてショップからの受注のみに制限されてしましました。それほどの人気商品です。

チヌスペシャルは300-8と400-8という2種類の長さがラインナップされており、300-8は近距離~中距離、400-8は中距離~遠距離用という使い分けがされています(私は400-8で近場も遠距離も全部釣っていますが)。

ちなみに、400はボディーの長さ400mmという事で、8は直径が8mmという事です。

それを踏まえてシルバーアロー350の直径を測ってみましょう。

下の方の太い部分を測ってみると、約9mmで有ることが判明。

遠矢的な表記にすると、350-9といった所ですね。

この直径約9mmというのがミソなんですよ。

そしてチヌスペの400-8の自重が約18g前後なので、それを踏まえてシルバーアローの350の自重を見てみましょう。

0号の本体のみで約18gとなっています。

これ、Φ8mmで全長350mmにしてしまうと、浮力が足りずに重さが出せないんだと思います。

私が自作してみたときも、重さを確保するのに細身にすると、全長を長くせざるを得ないといった具合だったと思います。

そういった点でΦ9というのは絶妙な落としどころだな~と感じました。

うまい具合にチヌスペシャルのない所を狙って落とし込んでいる感じもしますけどね。笑

あとこのウキは非常に塗装が軽そうに感じます。

チヌスペシャルは結構パキパキの厚めの塗装ですが、ソルブレの塗装は少し軽い感じがしますね。これも浮力を確保するための設計なのかもしれません。

そしてトップのジョイント部分ですね。

ゴムハカマの真ん中からアクリルだか樹脂だかの芯が出ています。チヌスペシャルではこの芯はステンレスなんですよ。これも軽量化を狙っての採用だったのかなと思いました。もしくはコスト削減?

自立型棒ウキというのは自作してみて分かったんですが、重心は一番下にあれば飛行姿勢が良くぶっ飛んでいくんですよ。なのでなるべくウキの上側にステンレスみたいな重さが有るものは無い方が良いのではないかな?と自作していた時は思ったものですが、それでもチヌスペシャルはメチャぶっ飛びますし、飛行姿勢超綺麗でバランスも全然崩れないんですよね。

トップは約3mmとなっています。

ちなみに、チヌスペシャル400-8のトップは根本から中央までが約3mmで、そこから継いでおり、中央から先端までは約2.2mmとなっています。

今回実釣してみて、トップの浮力をガン玉で段々と沈めていって思ったんですが、チヌスペに比べてトップの浮力がやや残りやすいと感じました。

具体的には、トップ半分から先端の1メモリまで沈める時に、「チヌスペならこれくらい打てば1メモリくらいになるよな」という長年でもう感覚として体に染み付いているガン玉の打ち方をしても、こっちのトップでは少し浮力が残るんですよね。

3mmトップはチヌスペのトップに比べて浮力が残りやすいかなと感じました。

ちなみにそんな時はトップに無垢のアクリル棒とか入れてトップの空気を無くしてやればいいんですよね。遠矢のグレ何かは付属でそういった芯があったはずです。

そしてこのトップの先端は光が取り込めるように透明になっています。

これぶっちゃけ全塗装と使い比べてみたり過去にもしてるんですが、効果・・・あるかも?あるかな?くらい微妙な感じでしか違いを分かっていません。

まあ無いより有る方がいいですよね多分。

トップの互換性について。

シルバーアロー350とチヌスペシャルのトップは互換性がありました。

どちらのトップもどちらのウキにも取り付け可能です。

チヌスペシャルの設計で唯一の欠点といっても良いのが、このアイの部分。

もうとにかく、チヌスペシャルのアイはひん曲がる!!

柔らかいステンを使っているのか、ぶつけたら直ぐに曲がっちゃって、ひどい時には根本の木材部分からグチャッとなるんですよね。

DPの時も後発のダイワのベガスティックタフ遠投ロングではこのカンが鬼のように強くスイベル式になっていて感動しましたが、このシルバーアロー350もスイベル式になっていて、ステンレスの感じが強そうな気がしてます。

まだぶつけてないので強度は分かりませんが、ぶっちゃけ・・・チヌスペシャルよりは強いのは明らかでしょう。

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実釣

生憎の風模様で、5~7mの強風の中の実釣になりました。

タックルは04号の竿に、ラインはPE0.6号に1.3号のナイロンリーダーを10m、FGノットで接続。その先にサルカンを結んで食わせ用の1.2号ハリスを2ヒロ(約3m)結んでいます。

今回は0号のウキを使います。

トップは全長約300mmで、仕掛けだけの重さを背負って浮かべたら根本くらいが喫水でした。

トップ中央はグリーンの下の黒の部分のあたりが中央になりますね。

大雨の後なので塩分濃度の関係で少し普段とは違うかもしれませんが、大体Bのガン玉を背負ったら中央より下の赤い部分で、4Bを背負ったらトップがギリギリ海面から出て見えているといった感じでした。

3B+練りエサならトップが少し海面に出ている感じですね。

正直もうちょっと余り浮力が無いものだと思っていましたが、実質ノーガンで4Bまで背負えるといった結果となりました。

トップに詰め物をすれば全然違う結果にはなるでしょうけどね。

ちなみに公式にもあるように、トップが長いウキというのは、トップを半分程度まで沈めて使うと、表層の風や流れの影響を受けにくく、ウキもふらつかずに非常に具合がいいんです。

出典 : 釣紀行 ウキの本(1992年発売)

遠矢ウキを使った釣り動画がYoutubeなどでアップされていて、ジョイント部分のゴムハカマまで出して浮かべて釣っている動画をよく見かけますが、あれは個人的にはナンセンスで、少なくともトップは視認性を確保した長さと風の影響を受けなくなる程度までは沈めて使うのが良いと思っています。

トップ半分程度まで沈めるのが理想というのは、遠矢使いはよく心得た設定で、一昔前に棒ウキはフラつくとか一括りに言われていた事もありましたが、「そりゃトップそんなに出してたらフラつくわい・・・」と遠矢ウキ使いはみんな思っていたはずです。

一方で短い棒ウキはどうしたってフラつきますが、フラついているから何なの?と言われれば確かにそれまでで、別にフラついていても食う時は食うんですよね。フラついているか安定しているか、これは釣り人からみた好みであって、魚から見た好みでは無いという場合も多いんですね。

さて、シルバーアロー350も実測してみると全長675mmあり、トップ半分まで沈めれば500mmは海面から入っている計算になります。

流石にこれだけカン部分が海中にあると、表層の潮や風の影響を受けにくく、非常に馴染みがいいんですね。

さて実釣の方はというと、強風の影響は手前ばかり攻めているので然程といった感じなんですが、雨で急な水温低下になり、まだ魚が馴染んでないのか全然回遊がなく、動いてないな~といった感じでした。

ソルブレのウェートフリースナップに4Bを打ち、トップの一番上の赤い部分を海面からチラチラ出ている具合に設定して、あとはノーガンだったりG8~G5まで打ったりで色々やってみたんですが、魚が居たら食ってくる!!けどなかなか回遊がないな・・・の繰り返しでした。

シルバーアロー350は横風や向かい風をガンガンに食らっていても矢のようにぶっ飛んでいき、自重もあるので練りエサも背負えるし、こりゃもう・・・チヌスペに取って代わるな!!と確信する結果でした。

実際、チヌスペは300では軽すぎて飛ばないけど、400だと全長が長すぎて扱いづらい・・・という局面が多かったんですよね。そんな中、350mmで細身で重さも18g前後あるという、まさに良いところを狙って出したな!!よくやってくれた!!というウキで、個人的にはもう「棒ウキはこれさえあればいいな!!」と言えるウキが出たと感じました。

・・・

あ、それと最後に。

もしも・・・もしもですけど、このウキを細分化するウキを出すとするならば、0よりも高浮力は捨ててしまって、鉛もタングステンにして0で喫水をデフォルトでトップ半分よりちょい下程度にして、自重を極限まで重くしたスペシャリストモデル!!なんかを販売してくれたらもう・・・4000円までなら10本買っても良い!!笑