今回紹介するのは「釣バリのひみつ」と言う、釣り針についての本です。
釣りバリについては、以前から自分の中で知識が薄いなと感じていた所、この本が目についたので買ってみました。
個人的に私がこの本に求めていたのは、「針の形状や針先角度による違い(要は使い分け)」です。
形状とそれによって得られる効果、失う効果、針の製造方法から部位ごとの名称まで書かれていたので勉強になりましたね。
正直、流し読みする程度に興味のない項目も多かったですが、全260ページの中には私が欲しかった部分も解説されており、又、普段しない釣りの針についても知ることができて知識が広がりました。
この本は「ハリの歴史」から始まり、「釣りバリ各部の名称と効果」「代表的な釣りバリの例」「釣りバリができるまで」「フッキングパワーの伝達とタイミング」「バラシはなぜ起きる?」「釣りバリの色と魚の反応」「がまかつに聞いてみたQ&A 製作裏話」の項目で構成されています。
針の基本的な部分はしっかり解説されていますが、釣りのジャンルは幅広く解説されているので、1つの釣りジャンルを深く掘り下げて書かれてはいません。
私は個人的にフカセ釣りでのグレ(メジナ)・チヌ狙いの項目を多く知りたかったんですが、数ページ程度で終わっていて物足りなさはありました。
あと、この本では取材しているのが「がまかつ」なんですが、がまかつ針の商品紹介かな?ってレベルで紹介されているので、少し笑っちゃいました。
しかし、実際のがまかつの商品と共に写真付きで紹介されているのが結構良くて、「今解説されてるのはこう言う形状なのね」と、写真で見て理解できるので、文字だけで書かれているより遥かに分かりやすかったです。
個人的に図解が多い本は紙媒体で買うのですが、この本は文章メインで写真が少々という感じだったので、今回はKindleで購入しました。
空いた時間や、梅雨で釣りに行くのが億劫な時にでも読んでみては如何でしょうか。
もしかしたら針ハズレのバラシが減るかも?