「黒魂BS自立」を買ってみたので、手持ちの「遠矢DP300-10」と「ダイワ ベガスティックタフ 遠投ロング」と簡単にですが比べてみました。
黒魂BS自立
ここ数年、遠矢ウキが大人気で手に入らない状態が続いていますね。そんな状況なのでメーカー製の比較的手に入りやすい棒ウキに乗り換えられたら、ロストした時でも安心なのにな~と思い、最近は色々なウキを買い漁っています。自作も興味はあるんですけど面倒くさがりなのでなかなか手が出ません。
そこで今回は、キザクラから発売されている「黒魂BS自立」と「黒魂BS自立 替えTOP(アソート)」を購入してみました。
パッケージ裏はこのようになっています。
塗装とスイベルについて
今回購入したのは0号。文字の部分は少し浮き出ていますが、塗装の状態はとても良くムラがありません。色は紺色というか、紺藍色ですかね。
サルカンは楕円形のローリングサルカンになっています。
ローリングサルカンについてはベガスティック タフ 遠投ロング(以下遠投ロング)と一緒ですね。各ウキ毎にサルカンの形が違います。遠投ロングは丸、黒魂BSは楕円、遠矢は涙型?のような形状になっています。
トップ
こちらが黒魂BS自立のトップです。
一番上が付属の125mm、下3本がアソートの150mm、190mm、240mmとなっています。
黒魂BSのトップは端が塞がっている仕様です。なのでひっくり返して緑色を上にして使ったりもできますね。しかし中に芯を入れたりオモリを仕込んだりはできません。端をカットすれば出来るかもしれませんが。
トップの直径は4mmです。遠矢DPも4mm。遠投ロングは3mmですね。
遠矢のトップの色と比べてみると配色は大体同じですね。
全長とトップ差し込み部分のゴムについて
公式には全長425mmになっていますが、測ってみると421mmくらい、まあこれはトップの差し込み具合とかですかね、特に問題なし。
3本を比べてみると黒魂BSが一番短くて一番太いですね。そして重さも2g程重いです。
ウキ本体の長さは310mm。
トップ装着部分のゴムは遠矢DPのハカマに比べたら随分柔らか目です。遠投ロングの物もこれとそっくりですね。トップの脱着は比較的軽い力で出来てしまうので、不意に抜けないか心配ではあります。しかし本体を持って全力で振り回しても取れることはなかったので、まあ大丈夫なのかな?といった感じですかね。
ちなみに遠矢のトップを差し込む時はツバで濡らしたりして差し込まないとなかなか取れなくなりますが、こちらは濡らさないで差し込んだほうがいいと思います。
太さ
ウキの尻の方の太さです。ノギスもいい加減に当てているので”大体”だと思ってください。
トップ側の太さです。
重心
朗報!黒魂BS自立のトップは遠矢にも使える
黒魂BSと遠矢DPのトップ経は4mmなので、遠矢にも入るのではと前々から思っていたんですが案の定入ってくれました。でも気持ちキツ目ですかね。
逆に遠矢のトップを黒魂BSに入れてみたんですが、スンナリ入りますが抜けちゃいそうなフィット感です。試しに本体を手に持って振り回してみたらトップが抜けて飛んでいっちゃいました。
重さ
「黒魂BS自立 0」の重さは24g。
「ベガスティック タフ 遠投ロング B」の重さは22g。
「遠矢DP300-10」の重さは22g。
まとめ
個人的にですが、300mm前後の自立棒ウキというカテゴリは結構熱いです。近距離~遠距離までオールマイティーに使用できますし、300mm程度のウキ本体が海中に入っている状態は風にも強いです。トップの長さも短いものは当然として、本体と同程度の長さまでなら比較的バランス良く使用できます。全長を長くしてトップギリギリまで沈めれば、潜り潮(ある程度の)や強風などの幅広い状況に対応することができると思います。浅い棚でアタリが微妙なのでは?と思うかもしれませんが、矢引き程度の浅棚でも普通にアタリは出ます。
という訳で遠矢DP推しなんですが、今回3本を比較してみて、遠矢から乗り換えるなら黒魂BSはいいかもしれない!という印象でした。遠矢DPに比べてちょっとボディーが寸胴というか、ファットな感じが気にはなりますが。
遠投ロングに関しては、トップが3mmではなくて4mmで配色が遠矢と同じなら個人的に最強の棒ウキでした。自分目が悪いので3mmのトップで遠投はキツイですね。近距離~中距離までならいいと思いますが、トップの配色が色分けされてないので中距離あたりから微妙なアタリが取りにくいです。まあそこは塗装しちゃえばいいんですけど。
実際にまだ使用してないので「飛行姿勢や余浮力がどの程度なのか」という重要な部分が未知数なんですが、見比べた限りではいい感じです。2000円を切る値段で販売されているというのも大きな魅力ですね!