Amazonで3000円くらいのスピニングテレスコロッドを買ったら、かなり出来が良かった！[P Prettyia]

テレスコロッド好きなんです！

Amazonで3000円ちょいで買えるテレスコロッドを買ってみたんですが、これがかなり良かったので紹介したいと思います！

中華謎メーカー「P Prettyia」のロッド

こちらP PrettyiaというメーカーからAmazonで販売されているテレスコロッドです。ソフトケースには「萬能」の文字が、日本語だと万能って意味でしょうか？

ラインナップは2022年5月現在、2.1、2.4、3mが選択できます。2.7mは仕様一覧には有るんですが、選択できませんでした。今回購入したのは2.1mの物です。仕様は以下のようになっています。

発送はチャイナからなので数週間掛かりましたが、しっかりとしたダンボールの筒に梱包材入りで配達されたのが良かったですね。更にソフトケースにも入っていました。

3000円ちょいの割に安っぽさを感じさせない作りで、かなり好印象です。

テレスコにありがちな、元竿とかグリップが太くなりすぎて握り感とか持ち重りで気持ちよくない！というのが殆ど無いですね。伸ばした状態でも違和感がなくて、「これで3000円ちょいとは･･･やるじゃん！！」ってレベル。

ちなみにトップガイドはガイド通しが付いているタイプの物ですが、標準では通されてなかったです。通した状態で収納してみたら、こんな感じでかなり無理やりでした。この高さのガイド使うならガイド通し付きのカバーじゃなくてもいいのでは･･･と思いましたが、「まあ付いてる方がお得なので別にいいか～使わんけど」って感じです。

ロゴが入っています。オールパワフル！それっぽい英単語並べただけ～みたいな、いい感じの中華味を感じます。好き。

ちょっと仕上げが荒いですが、スペックがプリントされています。

ラインは10lb～20lb(2.5号～5号)、ルアーウェイトは3/8～1oz(10g～28g)となっています。

尻栓は金属でスプリットリングが取り付けられています。置き竿にしておく時、ここに紐を結んでおくための物なんでしょうけど、個人的には不要です。でも尻栓が安っぽいプラスチックじゃない点は高評価！

ガイドはエポキシでガッチガチに固定されているタイプです。ガルプスティックとかこんな感じですよね。安いテレスコロッドは遊動ガイドそのままの物もありますが、コチラのほうがしっかりと固定できるし、個人的にこのタイプは好きですね。

ただこのタイプは、竿を折りたたむときにガイドをガンガン叩いて仕舞おうとすると、ガイドのエポキシ同士が食い込む感じになっちゃって、その辺りがちょっとラフに扱えないポイントになったりします。収納時はガイドの根本部分をしっかりと持ち、ガイド上側のブランクスをしっかりと持って畳むのを推奨します。

ガイド経はしっかりと大きく、ライン放出時に抵抗がありません。ガイドは大きほど遠投向きなので、これくらいしっかり大きい方が個人的には好みですね。ノット部分もスルスルと出ていってくれます。

スレッドの巻きもエポキシの乗せ方もキレイな仕上がりになっています。これで3000円ちょい･･･国内の工場ではなかなか出来ないでしょうね～。

一つ気になる点があるとすれば、上から4番目と5番目のガイドがやや離れすぎている事ですかね。多分2番ブランクスの真ん中辺りにガイドを入れるか迷ったと思うんですが、入れない方向で製作したんですかね。ブランクスありきで作ったらこうなるのかな～って、素人ながら思いました。

ベリー以下はマットな感じの塗装になっています。アブとかこんな塗装多い印象です。

ティップ部分は艶のある塗装になっています。最初ソリッドかと思ったんですが、多分チューブラーです。

使用した感想

ルアーウェイトは10g～28gとなっていますが、結構ロッドが強いので、20g程度からが気持ちよく投げられるキャストウェイトかなと思います。ロッドの強さをエギングロッドで例えるなら、MかMHくらいですかね。曲がりはややファスト寄りって感じです。10g前後をキャストするなら、「ベリーちょい硬いな～」って感じるキャストフィールです。

エギだと3～4号が範囲内って感じですかね。3.5号がベストでしょうか。プロスペックの3.25号をキャストしてシャクってみましたが、ちょいバッドの強さを感じるものの、割りと違和感なくなくエギングできる感じでした。エギの操作をティップ～ベリーでテクニカルに行える感じのロッドですかね。全体が曲がるような一般的なエギングロッドの調子とは違いますが、ロッド自体がダルくないのでストレスがなく、ショアティップランロッドライクな感じでエギングができると思います。感度も良さそうなので、「イカパンチをめっちゃ掛けにいきたいんじゃい！」という人にはいいかも。

バッドもかなりパワーがある感じ。まだ抜き上げとかは試してないんですが、持った感覚としてはシーバスの40cm程度なら問題なく抜けそうな感じがします。しかし値段が値段なので、ポッキリといく可能性も無きにしもあらず。

合わせるリールの大きさは、シマノならC3000辺りがベストマッチですかね。他にもC2500とC4000を取り付けてみましたが、そんなに違和感はありませんでした。

まとめ

個人的には「3000円ちょいで超コスパいい優秀ロッド！」って感じで、超オススメのテレスコスピニングロッドです。昔はガルプスティックとか使ってましたが、値段を考えるとガルプより全然こっちのほうがいいかなって感じ。とにかく安いテレスコ特有のもっさり感が無いのが素晴らしいです。しかし、その分塗装とかブランクスが削られていると思うので、耐久性は未知数です。

淡水から海水まで、全般に幅広く使えるテレスコスピニングロッドとして、かなりオススメなロッドです。車に積みっぱなしにしておくのも良し、年に数回のファミリーフィッシング用にするのも良し、お子さん用やサブロッドにしておくのも良し！