「満潮前後が良い」とはよく聞く話ですが、「干潮時には釣れない」「干潮時は満潮時より釣果が劣る」と思われている人も少なくないようです。
今回は陸っぱりの秋エギングにおいて、干潮時にもすごくチャンスがありますよ!というお話です。
基本的な知識
潮の満ち引き、「潮汐」とは?
潮汐(ちょうせき)とは、海面が周期的に上下する現象のことです。
主に月と太陽の引力によって引き起こされ、地球の自転によって1日に2回、満潮(海面が最も高くなる時)と干潮(海面が最も低くなる時)が現れます。
時合とは?
釣りにおける「時合(じあい)」とは、魚やイカの食いつきが良くなる時間帯のことです。この時間帯は、潮の動きや天候、月の満ち欠けなどの自然現象に影響されます。
特に、満潮や干潮の前後、潮の流れが変わるタイミング、朝マズメ、夕マズメにおいて、イカが活発に動くため、釣果が期待できる重要な時間帯です。
満潮と干潮でアオリイカはどちらが高活性か?
一般的に大潮の満潮前後の時合では、生き物が高活性になりやすく、干潮時の時合よりも活性が高い場合が多いように思われます。
しかし、それも時期や場所、その時の状況によりけりなので、必ずしもそうだと言えるものではありません。
なので、満潮前後も釣れるし、干潮前後も釣れる。
また逆に、満潮・干潮前後でも釣れない事もあります。
全ては状況次第なので、釣り人は「このタイミングでここに行ったら良いんじゃないか?」と予想して釣行計画を練るわけです。
干潮時の釣りがオススメな理由
干潮時をオススメする1番の理由は、単純にエギングが出来る範囲が広がるからです。
潮が引いて海水面が低くなると、歩いていける範囲が広がるので、より遠くに居るイカまでエギが届くようになります。
そして、干潮時はあまり人が普段立ち入らない場所に歩いていけるようになるので、スレていないフレッシュなイカが居る場合があります。
少しコアな釣り方として、ウェーディングスタイルのエギングもありますので、そちらの記事もご参考までにどうぞ▼▼▼
シーズン後半からは別の狙い方で!
シーズン中盤の11月初旬を過ぎる頃には、同年に孵化したアオリイカも1キロ弱くらいに成長しています。
シーズン後半では、岸から近い場所をランガンして釣るやり方では釣れる個体数が極端に少なくなってきます。
11月中頃〜12月は、回遊待ちやナイトエギングで釣果を伸ばしましょう!