シマノのエサ箱「サーモベイトステン」を第一精工の「バッカン受三郎」にしっかりと取り付けられる改造を紹介します。
完成した写真と改造の注意事項
当ブログを以前から見て頂いている人はご存知かと思いますが、私はバッカン受三郎の愛用者でして、以前からそれにサーモベイトステンを改造して取り付けていました。
こんな感じでバッカン周りの写真を多く載せているんですが、「このエサ箱どうやって付けとんじゃい!」と言われる事もチラホラ。
これをやり始めた経緯としては、シマノのサーモベイトステンのバッカンに挟みこむ部分が折れちゃって困ったので「これ受三郎の棒のとこに取り付けたら便利なんじゃね?捨てるの勿体ないし」という理由で改造しました。
なんで経緯とかどうでもいい話を書いているかというと、この改造はサーモベイトステンの爪の部分が要らないので、ノコギリとかでカットしちゃう系の改造なんですね。
爪部分をカットせずに取付ける方法も紹介しますが、こちらはカットした方に比べて固定が弱いです。
バッカンの縁にも挟みたいよ!って人はカットする改造をしてはいけません。そのあたりをご理解頂いたうえで、壊れたサーモベイトステンを持っている人はやってみてもいいんじゃないかと思います。
改造方法(爪部分をカットするタイプ)
必要なもの
必要なもの。(加工工具を除く)
- シマノ サーモベイトステン
- キャプテンスタッグ キャンプ用品 椅子 チェア用サイドトレー
- 塗装用スプレー(塗装するなら)
- 強力な接着剤
爪部分のカット
爪部分が壊れていない状態がこちら。
ロックパーツは押し込んであるだけなので、上から押すとパチンと外れます。
このようにノコギリやディスクグラインダーでカットしてヤスリで整えます。
縦の羽部分は有っても無くてもどちらでもいいです。
塗装(必要なら)
お好みで好きなカラーに塗装してもいいですね。
今回は缶スプレーでマッドブラックと蛍光ピンクに塗装しました。蛍光ピンクの方は仕上げにクリアを吹いています。
元の色がホワイトならピンクも発色がいいんですが、ブラックやレッドを塗るなら下地で2回くらいホワイトを吹いてやった方がいいと思います。
あとホワイトのサーモベイトステンは経年劣化で黄ばんでくるので、再塗装してキレイにしてやるのがオススメですね。
サイドトレーのパーツを接着
続いてサイドトレーのクランプパーツをサーモベイトステンに接着するんですが、その前にもう一つ別の案がありまして、まずそちらを紹介しておきます。
こちらがサイドトレーをそのまま使用する案です。
トレイ右側にサーモベイトを接着するだけという簡単な物。
接着剤で接着するならサーモベイトの裏の四つ角の突起をヤスリやグラインダーで削り取っておく必要があります。
強力両面テープやマジックテープを使うのも取り外しが出来て便利ですね。
トレイ左の穴のあいた部分がフリーになるので、お好みで挿し餌を出しておくとか出来るんじゃないかと思います。
それでは話を戻しまして、クランプパーツを接着するんですが、サーモベイトの接着部分はシンナーやアルコール等で塗装を落としておきます。
クランプパーツのボルト部分ですが、ヘッドが少し盛り上がっているので、ヤスリやグラインダー等で平らにしておきます。
グラインダー便利ですので。
一家に一台どうぞ。
グラインダーが無くても粗めの紙やすりで平らにできます。
真ん中くらいにマーキングして接着面をシンナー等で拭いておきます。
クランプパーツはクランプのボルトをしっかり締めた状態で接着します。
こうしておかないと締め加減で角度が変わってしまうので。なんだったらボルト自体も接着しておいてもいいです。
前回改造した時に何故かスプリングワッシャーを二枚噛ませていたんですが・・・なんでこれ噛ませてたのか記憶にないな・・・まあ必要かもしれないので噛ませておきます。
クランプパーツは出来ればボルトナットで固定したい所ですが、サーモベイトの内部がステンなのでちょっと面倒で接着剤を使っています。
こういうのを接着剤で固定するのはどうも素人臭いので嫌いなんですが、他にいい案が思い浮かばなかったので現状は接着剤です。
接着部分は1年以上は持ったんですけどいつかポロッと取れちゃうと思うので、そこは注意が必要かなと思います。
ちなみに、接着部分の破損よりもナットの締め込みすぎでクランプパーツ自体が割れちゃったのが、今回改造をやり直している理由です。プラパーツなので締め込みすぎには注意ですね。
完成
これで爪部分をカットした場合の改造は完成です。
改造方法(爪部分をそのまま使用するタイプ)
続いて爪をカットしないタイプでの固定方法を紹介します。
クランプパーツのボルトを爪の内側から貫通させるだけです。
大体爪の下側から23mmくらいの所に穴を開けます。
ボルトは7.8mmくらいですので、8mmドリルで穴を開けます。
クランプパーツを取り付け。
完成!
こんな感じで穴を開けるだけで簡単に取り付けできましたが、少しグラグラします。
▼指でつんつんしてる動画を貼っておくので見てみてください。