しまなみ海道で梅雨シーズン(6月7月)に釣れる魚とその釣り方を、私個人が釣った釣果の中からまとめました!
6月7月のしまなみ海道の海の状況とオススメのターゲット
6月~7月は水温も20度台に入り、魚の活性もかなり上がっていて楽しいシーズンですね!でも紫外線には要注意です!
そしてずばり!梅雨の時期のオススメのターゲットは・・・・・・
イカ(アオリイカ・ツツイカ)・シーバス・マダイ・グレ・アイゴ!
まずエギングで春イカ(アオリイカ)狙いが激アツなのが6月ですね。2キロ3キロといった大きなアオリイカが釣れる時期です。そしてしまなみ海道の南側(愛媛側)では、夜の常夜灯の下にツツイカが群れをなして泳いでいます。これはスルメイカの小さいやつだと思うのですが、1.5号程度の小さなエギを使ったライトエギングで狙うのがオススメですね!
そしてその小さなイカを狙って水面に出てくるシーバス(スズキ)を狙って釣るのもオススメ!水面をバシャバシャとイカを食べに出ている時は、ルアーで簡単に釣ることができます。
他にもオススメの魚や釣り方を紹介していくので、下記の魚種毎の項目を御覧ください!
アオリイカ
アオリイカの親イカが狙えるシーズンです!特に6月は産卵場になる場所にアオリが入っており、大型が狙えます。個人的によく釣れたのは潮位が高い時ですね。大潮の満潮前後なんかは激アツです!
ちなみに、個人的に堤防はなるべく墨や海藻で汚さない派です。
堤防が汚れるのを嫌がっている地元の方も居られます。なので、なるべく大きめのゴミ袋やバッカンを持っていき、タモ入れした後はすぐにその中に入れるようにしています。エギに引っかかってきたアマモ等の海藻も、堤防の上に捨てるのではなく、海に戻すようにしています。
初心者アドバイス
流れが緩く、水深がある程度ある防波堤で狙うのがオススメ!朝マズメ・夕マズメ・満潮前後・干潮前後は時合なので、スマホのアプリ等で潮位を調べてから狙ってみてください!
釣り方:エギング、ヤエン
ツツイカ
しまなみ海道の南側(愛媛側)でこの時期に見られるイカです。夜の潮通しの良い防波堤の常夜灯の下で、群れで泳いでいます。
ヒイカ用の1.5号くらいの小さいエギを使ったライトエギングで狙うのがオススメですね!6月初旬はまだ小さいので中々エギにも反応しませんが、6月下旬~7月になるとエギにも積極的に反応してきて面白いターゲットです!アジングロッドやメバリングロッドで釣ると楽しいですよ!
ちなみにイカの種類はスルメイカの小さいやつかな?ヒイカとはちょっと違う感じです。
初心者アドバイス
あまり遠くにエギを投げずに、基本的には足元やちょっと先の見えているイカを狙いましょう。エギを見ながらイカが触ったら竿を立ててアワセを入れます。なかなか掛けるのがうまくいかない時は、エギを群れの通り道に置いておいて、ライン(糸)を常に張った状態にしておきましょう。アタリがでたら、竿をちょっと動かしてアワセを入れてやればOK!
釣り方:ライトエギング
シーバス
シーバスは場所や状況によって捕食しているベイトが様々なので、一概にしまなみではこれで釣れる!とは言えませんが、水面にバコバコと出ていれば、取り敢えずミノーを投げましょう!ツツイカを食べに出てきているシーバスならまず一撃でヒットします!
個人的にツツイカパターンで実績があるのは大三島~大島になります。
初心者アドバイス
タモは必須ですので必ず持っていきましょう!タモ枠も広げておいて、手が届く位置に置いておきます。タモはいつでも使える状態にしておくことが重要!そしてルアーですが、釣具屋さんで比較的手に入りやすい中で実績のあるルアーだと、シマノのサイレントアサシンがオススメ!サイズは80mmか99mm!
アジ・サバ
アジングやサビキ釣りで安定して釣れるようになっていると思います!正直な所、毎年のように状況が違うので、サイズについてはなんとも言えないです。2018年の6月には、産卵絡みの良型アジがサビキで100匹以上爆釣した!なんてこともありました。
2021年現在、サバが今年も多いみたいなので、サバ狙いで楽しんでみるのもいいかもしれません!メバル用のプラグとかでサバを釣るのもなかなか楽しいですよ!
初心者アドバイス
アジングが難しければ虫エサを使ってみるのもいいかも!ジグヘッドに虫エサを刺すだけのマイクロテンヤがめちゃ簡単でオススメですね!その場合、青虫(アオイソメ)は細めを用意できたらベスト!エサ屋さんで「青虫の細いのを300円くださ~い」って感じで注文してみましょう。水か粉に入れてくれるんですが、分からなければ「粉で」って言っておきましょう。お店によっては太さを選べないので、まずはお店の人に確認してみてください。きっと親切に教えてくれます!
釣り方:アジング、サビキ釣り、カゴ釣り、フカセ釣り、ライトショアジギング
メバル
4月5月に比べたら食いは落ちますが、6月はまだ釣れる感じです。正直あまりやりこんでないんですが、水温が高くなりすぎない6月いっぱいが、釣りやすい最後の月なのかな~って感じですね!
とりあえずジグヘッドに虫エサを付けておけば釣れる筆頭!当然サイズは選べませんが。
初心者アドバイス
メバリングをやってて、全然サイズが出ない~!チビばっかり!って時、あるあるですよね~。そんな時は場所を変えて、潮通しの良い防波堤に行ってみてください!潮が効いていれば良型に出会える確率がグッと高くなります!しかし釣りがちょっと難しくなりますし、潮によっては全然くってこない・・・アタリゼロ!なんてこともありますので、そこはまあ・・・・・・根気!
マダイ
この時期に簡単に釣ろうと思えば、ジグで釣るのが手っ取り早いと思います。
日中でしたら、朝マズメからライトショアジギング(ショアスロー)で、潮通しの良い水深のある場所で投げていると釣れると思います。個人的にはスロー系のジグがオススメですね。キャストして着底したら3回くらい巻いては落としてを繰り返します。もしくはリフトアンドフォール。シャクらなくてもタダ巻きで釣れるので、体力や力に自身がなくても楽しめる釣りですね。
夜に狙うなら常夜灯の下、水深があり潮通しが良い堤防が狙い目。底がとれるギリギリの軽さのジグで、ボトムを中心にリフトアンドフォールで攻めるのがいいと思います。個人的には3g~10gくらいをよく使います。強めのアジングロッドやメバリングロッドで楽しめるので、アジングの合間に「気分転換にマダイでも釣るかな!」って感じでミニジグを投げたら、結構簡単に釣れていいお土産になってくれます。引きも楽しいですしね!
初心者アドバイス
50cm前後が釣れてきますので、タモの準備は万端にしておきましょう!ミニジグ等で掛けると、針が小さいので無理に引っ張ると身切れしてバレやすいです。なのでリールのドラグをだいたいでも良いので設定しておきましょう。ドラグをガッチリ締め込んでるとバラしやすくなります!
釣り方:フカセ釣り、投げ釣り、ライトショアジギング、ライト・ミドルゲーム
チヌ
フカセ釣りでよし!チニングでよし!年中楽しめるターゲットですね。
乗っ込みのアフター時期についてですが、近年のしまなみ海道は子持ちのタイミングがエリアや個体によってバラバラで、正直ちょっとわからなくなってます。でも釣れるのは全然6月でも7月でも釣れますね!以前面白かったのが、7月に夜の堤防でシーバスを釣っていたんですが、トップでミノーに食ってきたことがあります。表層にエビが出てきていて、シーバスがそれを食べにボイルしている状況でした。多分チヌもそれを食べに表層まで出てきていたんだと思います。
初心者アドバイス
フカセ釣りでチヌを釣る場合、確実に釣りたければベタ底を狙いましょう。水深はウキで棚取りをしたり、ジグを投げたりして、ある程度把握しておくのがベスト!餌取りが多い場合は、マルキューの食い渋りイエローという練りエサを挿し餌にして、底に仕掛けをいれておくとチヌのヒット率が上がります!フカセのチヌについては、浮いているチヌがどうの~とか色々あるんですが、最初は難しく考えずに、とにかく底に餌を届ける事に注意してみてください。底でヒットするチヌは良型が多いですよ!
釣り方:フカセ釣り、投げ釣り、マイクロテンヤ、探り釣り、かかり釣り、チニング
グレ
近年のしまなみ海道では、30cm程度のグレは珍しくなくなりました。愛媛側から尾道側まで、ポイントさえ正確に選べば、比較的簡単に姿を見ることができます。5月6月と晩秋が釣りやすい時期だと思います。7月になると流石に餌取りの猛攻が激しく、苦戦する局面も多くなります。挿し餌は生とボイル、そして剥き身。練りエサにも食ってくるので、そちらも用意しておくのがいいと思います。
初心者アドバイス
フカセ釣りで狙いましょう!グレは居る場所と居ない場所は明確に分かれているので注意!砂地や泥ばかりの所にはいませんが、岩礁帯が入り混じっていれば居る可能性も高く、またテトラや堤防の際にも良く居ます。基本的に磯などの根に居る魚なので、投げ釣りで根がかりが多い様な場所がメインになります。仕掛けは状況によって様々ですが、一つだけ「こうすれば割とどこでも釣れるんじゃないか」という仕掛けを言うのであれば、『朝マズメに棚2ヒロ』で攻めてみてください!
釣り方:フカセ釣り
アイゴ
この時期にフカセ釣りをしていると、100%と言っていいほど釣れてくれるアイゴ(バリ)。全身のトゲに毒があり、切り落としてもまだ有効なので注意が必要です。刺されても基本的に痛いだけですが、くっそ痛いので要注意。
釣り人からは嫌われている魚かもしれませんが、個人的には食べて美味しいので大好きな魚です。当ブログでは以前から、フカセのターゲットとしてアイゴをかなり推しております。
基本的に、釣ってからなにも処理をしてなければ磯臭いんですよね。これが嫌われる理由かなと思います。しかし釣ってすぐにキッチンバサミでトゲを処理し、血抜きをして内蔵を出しておいてやれば、殆ど気にならないレベルになるかと思います。その場でブラシで血合いもとって皮まで剥げば完璧なんですけどね。アイゴの皮は手でバリっと剥げるので結構簡単なんですよ!ただし手で剥くと皮下の白い繊維っぽいのが残るので、刺し身にする場合は包丁で引くのがいいと思います。
オススメの食べ方は刺し身と一夜干しです。釣りたてはちょっと水分が多くて、焼きにすると水っぽいんですが、1日か2日干してやるといい感じに美味しく食べられます!塩オンリーよりオススメなのが、『にんにく塩』。『S&Bのにんにく岩塩』とか『にとん屋のにんにく塩』とかがオススメ!別に臭み消しにニンニクって訳じゃないんですよ、でも超絶合います!ガッツリ振りかけちゃって食べてみてください!
初心者アドバイス
トゲトゲして危ないのでフィッシュグリップやアイゴバサミを使いましょう!自分もいつもこの時期からはガーグリップを常備してます。フィッシュグリップも短くて挟む力が弱いものだと、暴れた拍子に刺さっちゃったりするので、ガーグリップ等のしっかりとした物がオススメですね!
釣り方:フカセ釣り
カサゴ
こちらも一年中楽しめるターゲットのカサゴ。釣り方も様々ですが、デイゲームでダート系のワームを使ったボトムワインドで狙うのも楽しいですね。ガチのロックフィッシュと違いエギングロッドのMLクラスやメバリングロッドで出来るので、カサゴをメインターゲットとしたライトロックフィッシュで楽しんでみるのもいいんじゃないかと思います!
初心者アドバイス
ブラクリ仕掛け+虫エサ(アオイソメ)も鉄板!堤防の際やテトラの隙間、磯なんかのちょっとした岩の間にも居たりします!堤防の内側でも割とデッカイのが釣れたりしますよ!
釣り方:ライトロックフィッシュ、ボトムワインド、ライトショアジギング、穴釣り、マイクロテンヤ、ライト・ミドルゲーム
キジハタ(アコウ)
キジハタ(アコウ)もよく6月7月はよく釣れるターゲットだと思います。ガチのアコウ狙いは船からしかやったことがないんで、陸はあまりわからないんですが、夜の常夜灯の下でワームをボトムちょんちょんしておけば割と簡単に釣れますね。ミドゲーで実績が高いです。
初心者アドバイス
ミドゲーで狙うなら、JAZZの尺ヘッドの5g.7g.10gにグラスミノーのSSかSをセット物がオススメ!夜は割と巣から離れてる場所で食ってるっぽいんで、ヒットしてもすぐに潜られたりする確率は低いですね。
釣り方:ボトムワインド、ライトショアジギング、マイクロテンヤ、ライト・ミドルゲーム
キス
浅い所にちょい投げで数と型どちらも狙えるいい時期だと思います。防波堤やサーフに人が多くて入れなくても、ちょっと車を横付け出来る護岸沿いとかでも釣れたりするので、ファミリーフィッシングにオススメですね。
初心者アドバイス
生きた虫エサが苦手ならマルキューのパワーイソメを使いましょう!パワーイソメを使う場合は仕掛けを少しずつ引っ張って動かながら釣ってみてください!
最後に釣りのマナーについてのお願い
釣りにはマナーがあります。
ゴミを捨てない事
近隣の方の迷惑にならない事
立ち入り禁止・釣り禁止の場所で釣りをしない事
これが最低限基本的なマナーだと思います。もちろん釣り人同士でのマナーもありますが、でもまずは地元の近隣住民の方への配慮が一番だと考えています。車を駐車するにしても、地元の人や他のアングラーの迷惑になってないか考え、隅の方に駐車したり。住宅が隣接する堤防では(特に夜)騒がないようにしたり。細かいことを上げればきりがありませんが、どういった行為が迷惑になるかを自分でよく考え、常識に則った考えで行動していれば、必然とマナーある行為ができていると思います。
これ以上釣り禁止の場所が増えることが無いように、皆さんもマナーを守って楽しく釣りをして頂ければと思います。よろしくお願い致します。