古い磯竿のリールシート(プレートシート)をパイプシートに交換してみました [素人DIY]

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フカセ釣り
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古い磯竿のリールシートがヘタってリールがグラグラする…気になるのでリールシート(プレートシート)をパイプシートへ交換してみました。

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交換作業の流れ

今回、リールシートを付け替えるのですが、リールシートを交換する作業なんて始めてなので、まあ失敗してもいいかなーという気持ちでやります。

流れとしては、リールシート周りの経をデジタルノギスで測定、リールシートの選定

固定ガイドを全て取り外し、元竿だけの状態にする

古いプレートシートを取り外し、不要な部分を削り取ってパイプシートが入るようにする

位置を合わせてパイプシートの接着

パイプシート上下の削った部分にスレッドを巻いてエポキシコーティング、見た目を良くする

竿を組み立ててガイドを元通り接着

完成

ネットで調べたら大体こんな感じでした。

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準備

経を測定&パイプシート選び

今回リールシートを交換する竿は「NFT NF BASIS磯 0.6 530」
リールシートはプレートシートになっており、グリップ部分は、なんていうかこう…エポキシ?でえらい盛られてますね。

リールシートの前後の比較的テーパーになっていない部分をデジタルノギスで測定、実測値で18mm弱でした。

富士のカタログを見つつパイプシート選び。上物竿は基本的にDPSパイプシートが使われているらしいです。
購入したのは「DPS18シート ※塗装仕様 SB DPS/SDGR18SB-P※艶なしブラック」
通常のDPSパイプシートは1000円程度ですが、これは塗装されているタイプで4600円しました。ちなみに、この塗装されているタイプは経が18mmしかありません。せっかくなので見た目カッコいいのがいいなーと言うことで。

その他の必要なものを準備

パイプシートを接着する接着剤

パイプシート前後の削った部分の見た目を整えるために使用

スレッドを巻いたあとの仕上げ

エポキシが乾燥するまでクルクル回しててくれる機械

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作業開始

ガイド取り外し~古いリールシートを取り外し

ガイドをすべて取り外して元竿だけの状態にして作業します。
まずパイプシートを元竿上部から入れて、止まるところでマスキングテープを使いマークしておきます。

竿尻からメジャーで測ってリールシート取り付け部分を覚えておきます。上の画像で見ると、リールシート上部が竿尻から395mm程度の所にきてますね。新しく取り付けるパイプシートも大体同じ位置になるようにしていきます。

 

カッター・デザインナイフ・ニッパーを駆使しつつ、プレートシートの足に盛られているエポキシを削り取っていきます。プレートシートがグラグラしてきたらそのまま引っ剥がします。

 

続いて、パイプシートが入るように不要な部分(コーティングと古いスレッド)を削り取っていきます。紙やすりの荒目でやってもよかったかもしれません。デザインナイフで削り取りましたが、気をつけないとカーボンまで刃が入ってしまいます。

ある程度削れたら仕上げに紙ヤスリでキレイに整えます。

仮でパイプシートを入れてみて位置を合わせてみます。ちょっと元のプレートシートの位置より上めですが、まあいいや。

パイプシート上部はこんな感じです。このカーボンむき出しのところを後の工程でスレッドを巻いてエポキシでコーティングします。

このパイプシート下部は継ぎ目(削り目の堺)がキレイに処理出来なかったんですが、パイプシートを押し込みながらグリグリしてるとキレイになりました。

パイプシートの接着

パイプシートを入れてみて位置決めをして、問題ないようであれば接着します。

今回はこれを使います。自分は心配性なので何度も位置合わせをするだろうと思い、硬化開始までに余裕のある90分の物を使用しました。実用強度までは10時間です。他に5分タイプ30分タイプの物もありました。

まずパイプシートを入れてみて上部にの際にマジックで線を入れておきます。ここまでボンドを塗るよーっていう目印です。

 

ボンドは2種類を混ぜて使うタイプになってます。

100円ショップで買った筆を使いながら接着剤を竿に塗っていきます。後はパイプシートをゆっくり捻りながら入れていきます。この時、竿とパイプシートの隙間がほぼ無いので接着剤がめっちゃはみ出ました。はみ出た接着剤やパイプシートについてしまった接着剤は、エポキシ用のうすめ液を染み込ませたキッチンペーパーでキレイに拭き取りました。

固まる前に位置合わせをするんですが・・・こういうのすごい苦手ですねー。NFTのロゴとパイプシートの上の文字が一直線になるように何度もやり直しました。

パイプシートの上下処理

取付けたパイプシート上下の見た目を、それっぽくする処理をしていきます。ここからはフィニッシングモーターで竿をクルクル回しながらの作業になります。

まず上側(ガイド側)ですが、割と段差があります。これを、パイプシートを取付けた時と同じ接着剤をパテ代わりに使って盛ります。これでまた1日乾燥。ここもいい加減にしてたので気泡が・・・

スレッドは細いのと太いの、どちらを使えば良いのか分からなかったので両方買ってみましたが、太い方(Cスレッド)の方が巻きやすかったので太い方を使いました。

 

巻き方を調べて巻いてみましたが…正直失敗した。もう面倒なので(どうせ上からエポキシコーティングするし)そのまま進めます。

エポキシでコーティング


今回使ったのはこれ。

Aの液とBの液をシリンジで同量吸い上げ混ぜ合わせます。あとはフィニッシングモーターで竿をクルクルしながら筆で塗っていきます。

が!いい加減に巻いたスレッドの端の糸がモロに浮き出てしまいました。やっぱいい加減な事をしてはダメですねー。あとクルクル回ってるから、勝手に均一になるだろう踏んでいたのですが、わりとデコボコに。まあやり直す気力もないのでこのままでいいや。

竿尻側も小さい筆を使いながら継ぎ目のところをコーティング、ほぼ防水目的。

ガイドを元通りにして完成

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まとめ

ぶっちゃけ面倒くさいわ!

でもやればできるもんですね。リールシートは素人でも交換できます!

今回スレッド巻きとエポキシのコーティングの所が雑にしてしまって、見た目が悪くなった(特に気にしない)のですが、そこさえキッチリやればなかなかいい感じに出来上がるんじゃないでしょうかね。

しかし今回の場合、スレッド巻きはしなくてもよかったのでは?と思います。下地を黒マジック等で塗っておいて上からエポキシでコーティングだけしておけばよかったのではないだろうか。ゴテゴテにエポキシで盛りましたが、際をボンドをパテ代わりに盛った段階で、あとは薄く塗っておけばそれでよかったんじゃ・・・そうすれば見た目もよく・・・

まぁ、やり直す気力が無いのでこの辺で完成!ということでね。お気に入りのNFTのNF BASIS極翔の方も、いつかパイプシートに換装したいですねー。実は今回はその予行練習といっても過言ではないのです。いい勉強でした。